Freeこたつ列車が運行開始 三陸鉄道久慈―宮古間

今季の運行が始まった三陸鉄道のこたつ列車
今季の運行が始まった三陸鉄道のこたつ列車

三陸鉄道(本社岩手県宮古市)は、久慈―宮古間で、「こたつ列車」の今季の運行を始めている。15年目を迎えた冬季恒例の企画列車で、来年3月末までの土日祝日と1月1~3日に運行する。運行初日となった19日は、久慈駅発の一番列車に約20人が乗り込み、こたつに当たりながら三陸沿岸の小旅行を楽しんだ。

 昨年は台風19号で被災して多くの区間が不通となったため、こたつ列車は陸中山田―宮古間で実施した。久慈―宮古間の運行は2年ぶりとなる。

 久慈駅でのセレモニーでは、金野淳一運行本部長が「コロナ禍で運行するか迷ったが、地域の風物詩で常連客も多い」と明かし、「のんびりと過ごしてほしい」とあいさつ。関係者がテープカットし、出発する車両を見送った。

 こたつ列車は久慈―宮古間を1日1往復する。久慈駅発は午後0時6分。料金は乗車区間の運賃1890円と指定席料金300円。新型コロナウイルス感染対策として、今季は全席の半分に当たる24席で運行する。

 車内ではアテンダントの案内があるほか、小正月の伝統行事「なもみ」が登場するイベントもある。ウニやアワビ弁当の注文は前々日まで。問い合わせは、三陸鉄道=電話0193(62)7000=へ。
今季の運行が始まった三陸鉄道のこたつ列車

 
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