Free八戸でイチゴ収穫本格化 じっくり熟し味抜群
八戸市市川地区で、イチゴの収穫作業が本格化している。約1週間後に迫るクリスマスをはじめ年末年始は需要期。今年は収穫期を迎えてから寒い日が続き、やや生育が遅れ気味だというが、生産者は「じっくりと熟した分、味は抜群」と、鮮やかに色づいた赤い実を丁寧に収穫していた。
同地区の八戸苺生産組合(木村武美組合長)では、組合員が主に「さちのか」「とちおとめ」「紅ほっぺ」などを栽培。例年のこの時期は小粒から中粒サイズの引き合いが強い。
17日は木村組合長が所有するビニールハウスで手間暇掛けたイチゴを一粒ずつ摘み取った。今冬の相場は平年並みで、ここ数日は高値が1パック千円ほどで推移しているといい、「クリスマスや年末年始でもっと需要が伸びてくれれば」と期待を寄せていた。