Free【北奥羽の神社】巽山稲荷神社(久慈市)
久慈市中心街を一望できる小高い丘にある神社で、「巽山(たつみやま)のおいなりさん」と市民に呼ばれて親しまれている。
創立は1711年と伝えられている。当時、庄屋だった中野家の氏神として、巽(南東)の方角に祭ったため、巽山神社と称したのが起源とされる。建物は、1953年の大火で全焼し、57年に再建された。
縁結びの御利益があり、昨年から「良縁御守」の販売を開始。さらに祭神の市杵島姫命は美女神として知られ、美人祈願をする女性の参拝者が増加しているという。
隣接する巽山公園は市民の憩いの場で、春には桜の名所として知られる。「柔道の神様」とあがめられた名誉市民の三船久蔵十段(1883~1965年)の記念館がかつてあった。柔道場では多くの子どもらが汗を流し、“柔道の街”の礎を築いた。
【祭 神】大物主神、市杵島姫命、保食神、宇加之御魂神
【ご利益】商売繁盛、縁結び、子孫繁栄、海上安全大漁、交通安全、五穀豊ほう穣じょう、家内安全
【例 祭】5月5日
【住 所】久慈市中町1の68
※ネット連載