Free新成人代表10人が八戸市長と意見交換 「住みよいまちづくり」テーマに
「新成人代表者と市長との懇談会」が23日、八戸グランドホテルで開かれ、出席した新成人10人と小林眞市長が「住みよいまちづくり」をテーマに、同市の高齢化問題や観光事業など多分野にわたって意見交換した。
懇談会は、新成人が地元に対する理解を深め、市民としての誇りと責任を高めるのが目的。
この日は八戸工業大、八戸学院大、八戸学院大短期大学部、八戸高専、八戸准看護学院、八戸工科学院の学生らが出席した。
新成人が今後の目標を交えて自己紹介した後、意見交換に入った。
新成人は、普段の生活で感じたことや、それぞれの専門分野で学んだ知識を基に市の課題を指摘し、改善策を提案した。
八戸工業大工学部の下斗米崇紀さんは、難聴が認知症の大きな原因になることを説明しながら、「補聴器の使用を促す啓発活動と、補聴器購入に対する補助金の創設を検討してほしい」と要望。
八戸学院大学健康医療学部の濱浦良野(ふみの)さんは、「市内行事を活発にするためにも、公民館で開かれる地域住民の活動を情報発信してほしい」と主張し、会員制交流サイト(SNS)のさらなる活用を求めた。
これに対して小林市長は、「具体的で良い意見。検討したい」「SNSを活用し、さらに情報共有、発信に努めたい」と回答。
懇談会の最後には、「皆さんは誰も経験したことのない世の中で歩みを進めることになる。頑張ってもらいたい」と激励した。