Freeザボンの月明かりに包まれて 八戸・種差海岸芝生地でコンサート

月明かりの下、熱唱する小西礼子さん(右)とピアノ伴奏の馬場葉子さん
月明かりの下、熱唱する小西礼子さん(右)とピアノ伴奏の馬場葉子さん

ザボンの月明かりに包まれて―。八戸市の種差海岸天然芝生地で2日、演歌歌手の小西礼子さん=同市在住=と、ジャズピアニストの馬場葉子さん=同市出身=による「ザボンの月コンサート」が開かれた。集まった約80人の観客が、心地よい潮風と十六夜の光を浴びながら、伸びやかな歌声と華麗なピアノ伴奏に酔いしれた。

 2人は太平洋に反射する月明かりを背景に、この日リリースされたCD「ふるさと想ふ 種差賛歌~下北恋しや」の収録曲で、馬場さんが作詞作曲した新曲「種差賛歌」を皮切りに、「八戸小唄」「テネシーワルツ」など計5曲を披露した。

 ステージを終えた小西さんは取材に「初めて見た壮大なザボンの月の下、新曲を歌うことができ、ありがたい」、馬場さんは「新型コロナウイルスの影響でリハーサルも満足にできない日々が続いたが、小さい頃から訪れている種差海岸で曲を披露できて幸せ」とそれぞれ話した。

 福島県福島市から訪れた、看護師菅野孝子さん(57)は、「とてもきれいな歌声を聴けてうれしい。心が洗われた」と満喫した様子だった。

月明かりの下、熱唱する小西礼子さん(右)とピアノ伴奏の馬場葉子さん

 
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