Free人材育成、地域振興目指す 「むつ下北未来創造協議会」発足
むつ市の若手経営者らが2日、「むつ下北未来創造協議会」を設立した。同市に本年度開学した青森明の星短期大下北キャンパスを核として人材育成事業などを展開し、地域振興を目指す。
プラザホテルむつで開かれた設立総会には、市内約50企業の経営者ら約100人が出席。本年度の事業計画など4議案を原案通り承認した。
本年度は自治体とも連携しながら、起業家の育成や企業の採用力向上を目的としたセミナー開催などの事業に取り組む。
大学、企業、若者をつなぐプラットホーム拡大事業も展開する。協議会の参加企業は現在、市内の企業のみだが、他市町村の企業も巻き込み、組織の拡大を図る方針。
役員は、会長にむつ商工会議所の其田桂会頭、副会長に同市の鎌田光治副市長を選出。下北半島の7市町村長が顧問、同短大の石田一成前学長が特別顧問に就任した。
其田会長は「若手経営者の考えをまとめる役に徹し、地域が発展するよう、教育、研究、交流の事業を一つずつ着実に実施したい」と意欲を示した。
来賓として出席した宮下宗一郎市長は「20年後に協議会設立が下北を変えたと言われるよう発展を祈念する」と期待を込めた。