むつ市の宮下宗一郎市長は２９日の定例会見で、市内に本年度開学した青森明の星短期大下北キャンパスを核に、産学官連携で人材育成や地域活性化を目指す協議会を設立することを明らかにした。７月２日に市内で設立総会を開く。
　名称は「（仮称）むつ下北未来創造協議会」。地域の幅広い業種や若手経営者が参画する予定。
　事業は人材育成とプラットホーム拡大が柱。▽起業家育成▽若者、企業、大学、研究施設がつながるネットワーク構築▽企業の採用力向上セミナー開催▽郷土愛の醸成を図る講座開催―などを予定している。
　宮下市長は「協議会を通じた取り組みが、市に希望と夢をもたらし、地域の未来を切り開いてくれると確信している」と期待を寄せた。