Free金緑色に輝くカラカネトンボ/安藤さん(三沢)撮影
青森自然誌研究会会員の安藤一次さん(67)=三沢市=がこのほど、三沢市民の森の小田内沼で、金緑色の体が美しいカラカネトンボを撮影した=写真=。
エゾトンボ科のカラカネトンボは、寒冷地の湿原の池沼に生息。国内では、北海道と東北、上信越の山岳地帯に分布する。青森県以外では、栃木県で絶滅の危険が増大している絶滅危惧2類に、石川県や岐阜県では、生息条件の変化により絶滅危惧に移行する可能性のある準絶滅危惧に指定されている。
安藤さんは1日午前、小田内沼でトンボを観察していた際、頭部が緑色のカラカネトンボを見つけたという。「新緑の木々の間から差し込む日光が頭に反射して、宝石のように輝いて見えた。美しさに感動してシャッターを切った」と当時の様子を語った。