Free教育や文化活動講座、オンラインで生配信/三沢の市民団体
三沢市の市民団体「Misawaアートプロジェクト」(久慈美穂代表)は1~5日、特別企画「せんせいとファミチャレ」を実施し、大型連休中の家族が家にいながら楽しい時間を過ごせるよう、ビデオ会議アプリを使って教育や文化活動の講座をオンラインで生配信した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、地域で講座を開く講師は、教える場や機会がなくなりつつあるのが現状。ビデオ会議アプリの活用は双方向で交流できる良さがあり、久慈代表は「今の状態が長引いても、この仕組みが場や機会の維持につながるようにしたい」としている。
体験や交流の機会が減っている子どもらと、そのような機会を提供する講師らの双方を支援する狙い。期間中、同団体が同市中央町3丁目で運営するシェアオフィスに入居する講師らが、事前に受講を申し込んだ人たちに工作や英会話などの講座を無料で提供した。
2日は同所で、おいらせ町の親子ヨガインストラクター長沖みのりさんが午前と午後の2回、乳幼児や小学生、その保護者を対象に、親子ヨガ教室を実施した。
午後の部では、同市や同町、埼玉県などに住む4組が参加。ヘッドセットを着けた長沖さんは、カメラで自身を撮影しながら体の動かし方を指導した。パソコン画面の向こうの子どもらも、たまっていたストレスを発散できた様子。長沖さんは子どもらに「狭い場所でも十分汗をかけるよ」と呼び掛けた。
久慈代表によると、受講者の反応は良く、オンラインでも満足度は高いという。同団体の担当者は「アートプロジェクトに関わっていない講師の人たちも、興味があれば相談してほしい」と話している。
問い合わせは、久慈代表=電話090(5839)3464=へ。