Free初夏の実りに期待込め サクランボ受粉作業/三戸
三戸町のサクランボ園では5日、柔らかな春の陽気に誘われ、かわいらしい白い花が一面に咲き誇り、農家が受粉作業に精を出した。
八戸農協さくらんぼ専門部長の山田仁志さん(52)の約30アールの園地では、青森県独自品種「ジュノハート」などを栽培。今年は3日に開花し、好天に恵まれて5日にはほぼ満開となった。
次々とほころぶつぼみを追い掛け、作業を進めてきたという山田さん。5日も長柄の毛ばたきで小さな花を丁寧になで、初夏の実りに期待を込めた。
収穫は6月下旬~7月上旬ごろに始まる見通し。今シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大の影響が懸念されるが、山田さんは「質の高いものをしっかり作る。それが自分の一番の仕事」と話した。