Free【新型コロナ】八戸、他県のナンバーは「入店拒否」 ラーメン店に苦情殺到/弘前
八戸、他県のナンバーは入店拒否―。新型コロナウイルスの感染拡大で外出や県境をまたいだ移動の自粛が呼び掛けられる中、弘前市内のラーメン店が車のナンバープレートで来店者を制限する看板を店先に掲示していたことが29日、分かった。苦情が殺到し既に撤去している。
店によると、看板を掲示したのは27、28日の2日間。看板には「八戸ナンバー」「他県ナンバー」「レンタカー」の三つを挙げ、「入店拒否致します」と書かれていた。
看板の写真がインターネット上で拡散されると、「さすがにこれは酷い」「魔女狩りみないなものやめろよ」などと非難が殺到し“炎上”する事態に。ただ、中には「店主の判断は間違っていない」と容認するコメントも見られた。
青森県内では八戸ナンバー管内の八戸市や十和田市で多数の感染者が確認されている一方、弘前市では感染者は確認されていない。こうした状況が、地域で客を選別する看板を掲示した背景にあるとみられる。
男性店長は取材に、店にも苦情や問い合わせが相次いだため看板を撤去したと説明。「自分が感染したら店がどうなってしまうのかという恐怖心で、きつめの表現をしてしまった。大変申し訳ない」と反省していた。