Freeコロナ対策ポスターがSNSで反響 九戸村商工会青年部
九戸村商工会青年部(下斗米佑太部長)が、新型コロナウイルスの感染予防を啓発するポスターを作成した。同村が全国有数のブロイラー産地であることをPRするオリジナルキャラクターを活用し、手の洗い方や他者との距離の確保をユーモラスに表現。インパクトの強さなどから、ツイッターでは24日時点でリツイート(転載)が3300件を超えるなど反響を呼んでいる。
同青年部はこれまで、「キングオブチキンプロジェクト」と銘打った企画を展開。その中で、頭は鶏で体が人間のキャラクターを考案し、さまざまな場面で活用している。
ポスターのデザインを担当したのは、青年部メンバーの佐藤康輔さん(41)。新型ウイルスの飛沫ひまつ感染を防ぐために推奨される他者との距離である2メートルは、鶏卵1個(直径5センチ)を用いて「卵40個分のディスタンス」と表現。面白くインパクトがあり、かつ伝わりやすいデザインにまとめた。
ツイッター上では、「楽しくて好き」といった声のほか、現時点で感染者ゼロの岩手県を応援するメッセージも寄せられている。
佐藤さんは「見た人が楽しく予防して、一日でも早く事態が収束してくれれば」と願っている。
ポスターは、ツイッターでは佐藤さんの個人アカウント「サトウコウスケ」、フェイスブックでは「キングオブチキン」のページから見られる。