Free「お弁当×おいしい記憶」作文 小笠原さん最優秀賞

父・亨さんのために作ったお弁当を披露する小笠原朋香さん(青森県立三本木高付属中提供)
父・亨さんのために作ったお弁当を披露する小笠原朋香さん(青森県立三本木高付属中提供)

全国の小中学生を対象に、調理や食事など弁当にまつわるエピソードを募集する企画「おいしいお弁当×おいしい記憶」(共同通信社主催)で、2019年の受賞作品が決まった。中学生部門で、青森県立三本木高付属中2年の小笠原朋香さん(13)が、1年の時に書いた作品が最優秀に当たる共同通信社賞に輝いた。3月に吉報を受けた小笠原さんは「大きな賞を頂き、とても驚いた。両親も受賞を喜んでくれてうれしい」と喜んでいる。
 同企画は、弁当の思い出などの作文、絵や写真を募集し、小学校、中学校両部門で各賞を決める全国規模のコンテスト。今回は計2237点の応募があった。
 同校は、生徒自ら作った弁当を学校で食べる「弁当の日」に2017年から取り組み、年2回実施している。昨年の弁当の日を受け、生徒に作品を書いてもらい、同企画へ初めて応募した。
 小笠原さんは「料理上手な父と苦手な私」と題し、父・亨さん(50)のために作った弁当の思い出をつづり、完成した弁当を持った自身の写真を付けた。
 お弁当の中身は、チャーハンやナスの炒め物など4品目で、作文には、料理の出来に不安があったが、実際に食べてもらった亨さんから「おいしかったよ」と褒められたことなどを紹介。「今度はもっとおいしい弁当を作ろう」と思った体験を書いた。
 普段はあまり料理をしないという小笠原さんは、取材に対し「受賞を機に、もっと料理に挑戦したい」と笑顔を見せていた。
 3月に東京で表彰式を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された。
父・亨さんのために作ったお弁当を披露する小笠原朋香さん(青森県立三本木高付属中提供)

 
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