Free青森―神戸線の運航開始 FDA、10月まで毎日1往復
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は29日、青森空港と神戸空港を結ぶ定期便の運航を開始した。青森空港の国内線増設は、2014年に全日空が大阪(伊丹)、札幌(新千歳)線を開設して以来6年ぶり。10月24日まで毎日1往復運航する。青森空港では就航記念セレモニーが開かれ、関係者が神戸発第1便の到着を祝福した。
29日午後1時5分ごろ、乗客54人を乗せた第1便が青森空港に到着。国内線到着口では、三村申吾知事らが降り立った乗客にリンゴジュースなどの記念品をプレゼントした。
セレモニーで三村知事は「経済や文化、観光面において、関西地方との新たな交流が生まれることを心から喜んでいる」とあいさつ。FDAの三輪德泰社長は「(新型コロナウイルスの感染拡大で)厳しい船出となったが、事態が終息した際は大いにこの路線を盛り上げていきたい」と意欲を示した。
神戸線の就航は今年1月に正式発表された。FDAによると、同ウイルスの影響が懸念された2月下旬からキャンセルが増加。初日の利用率は青森着が64・3%、青森発が55・4%だった。