Free【新型肺炎】青森-東京、5往復に減便/JAL
日本航空青森支店は4日、1日6往復を運航する青森―東京(羽田)線について、8~12日は1日5往復に減便すると発表した。青森空港発着の国際定期便、台湾・台北(桃園)線を運航するエバー航空(台湾)も、10日までとしていた運休を22日まで延長すると発表。ともに新型コロナウイルスの感染拡大による航空需要減が要因で、国際線だけでなく国内線にも新型ウイルスが影を落とし始めた。
日本航空青森支店によると、青森―羽田線は1月末ごろから団体利用が落ち込み、3月にかけて出張自粛などによりビジネス客も減少。予約は例年に比べてほぼ半減し、現時点では需要増が見込めないという。
対象となるのは、▽東京発午前7時50分、青森着同9時10分▽青森発同9時55分、東京着同11時15分―の2便。すでに予約、購入している人は代替便に振り替える。13日以降は「今後の需要動向を見て判断する」としており、減便措置を延長、追加する可能性もあるという。
エバー航空日本支社の広報担当者は現状を「需要減、予約キャンセルが続いている。今後の見通しが立たない状況だ」と説明。23日以降の運航は「需要などを見て、随時判断する」と運休延長に含みを持たせた。
県交通政策課の奈良浩明課長は「活動の自粛や学校の休校措置により、どの路線も厳しい状況にある。減便、運休はやむを得ないが、1日も早くウイルスが終息して通常運航に戻ってほしい」と述べた。