Freeジュノハート豊作願い 南部町で祈願祭

ジュノハートの豊作を祈願する杉澤勝部会長(手前右)=23日、南部町
大玉でハート型の果実が特徴のサクランボ「ジュノハート」の高品質生産を願い、主産地である南部町の「町ジュノハート生産者部会」(杉澤勝部会長)は23日、豊穣(ほうじょう)祈願祭を執り行った。6月下旬に見込まれる収穫に向け、生産者らが豊作への願いを込めた。
直径28ミリ以上が主体のジュノハートは国産品種の中で最大級の大きさを誇る。31ミリ以上の秀、特秀品は「青森ハートビート」ブランドとして販売され、贈答用としても人気を集める。
祈願祭は町内にある24アールの敷地内にジュノハートや紅秀峰、佐藤錦など計90本が立ち並ぶ杉澤部会長の園地で実施。生産者や工藤祐直町長らが参列し、神事を執り行った。
杉澤部会長によると、今年は3月末~4月初めの低温で昨年より開花が5日程度遅れているが、早ければ今週末から来週の開花が見込まれるという。開花時期はほぼ平年並み。
杉澤部会長は「青森を代表するサクランボの品種として、ジュノハートをもっと全国に広めていきたい」と意欲。工藤町長は「今年は平年を超える良い収穫ができれば」と期待した。