Free【動画あり】「はこビュン」法人向け大口のサービス開始/JR東

首都圏に輸送する海産物を新幹線に運び込むスタッフ=18日、新青森駅
JR東日本グループは18日、新幹線を使った荷物輸送サービス「はこビュン」(新青森―東京間)の、法人向け大口定期輸送サービスを開始した。これまで段ボール40箱程度が限度だったが、客室を使うことで100箱単位の輸送も可能となる。鉄道の速達性や揺れの少ない安定性を生かし、鮮魚や精密機器など幅広い顧客獲得を目指す。
JRは、2021年から法人向け小口の「はこビュン」を開始。今年3月からは、新青森駅で個人向けをスタートした。今回の法人向け大口は21年から実証試験を進め、事業化にこぎ着けた。
法人向け大口の運用は、毎週金曜で最大200箱程度。7日前までの予約が必要で、料金は1車両当たり10万4500円から。八戸駅など途中駅は対象外。
この日はJRの職員らが、首都圏行きのヒラメやヤリイカが入った発泡スチロールなど約160箱を次々と車両に運び込んだ。
新青森駅の吉田和男駅長は取材に「海産物などの特産品を首都圏に運び、地方創生にも寄与したい」と強調した。