Free学生の新たな交流場所に 八工大・多目的ホール改修

内装と設備を一新した多目的ホール。3色のカーペットで芝生と菊の花に囲まれた散歩道を表現している
八戸工業大(船﨑健一学長)は本年度のスタートに合わせ、1号館2階にある多目的ホールを改修した。これまで講義や講演会を行うスペースだったが、寄付金を活用して内装と設備を一新。4人掛けと1人掛けの机を配置して開放しており、関係者は「学生がくつろぎ、交流する新たな居場所になれば」と願いを込める。
改修は大学創立50周年に合わせて計画。50周年記念の寄付金と、7代目学長の故・髙橋燦吉さんの遺族からの寄付金を活用して事業費約1500万円を用意した。
ホールは306平方メートルの広さがあり、収容人数は最大110人。これまでは利用時以外は施錠し、自由に使える場所ではなかった。一新したホールは「学生が集える場所」に加えて「プロムナード(散歩道)」がコンセプトで、3色のカーペットが芝生と菊の花に囲まれた散歩道を表現している。
16日は報道向けの内覧会を開き、船﨑学長が「大学の広い敷地内にいる学生が中央にあるホールに集い、出会いや交流が生まれる場になれば」とあいさつ。
同大敷地内には今月、北東北3県の大学では初めてファミリーマートが出店しており、「今後も大学の環境整備を進め、学生の利便性向上に取り組む」と述べた。
ホールは用途に応じて一般貸し出しも可能。問い合わせは同大総務部=電話0178(25)8021=へ。