Free「南部町のおいしい給食」提供始まる 名久井農高

給食の配膳を受ける名久井農高の生徒
青森県立名久井農業高(小笠原理高校長)で8日から、給食の提供が始まった。同校の学校生活充実や入学者増を目指した南部町の独自支援で、青森県立高校での給食提供は三戸高に続いて2校目となる。
児童・生徒数の減少により町立学校給食センターに余力が出たことから、高校への提供が可能となった。メニューは中学校向けの内容とほぼ同じで量は2割増し。保護者が負担する1食当たりの材料費は350円で、4月は全校生徒123人のうち54人が給食利用を希望した。
初日のメニューはワカメごはん、ハンバーグ、もやしとホウレン草のあえ物などで、同日は工藤祐直町長と高橋力也教育長が生徒と一緒に味わった。
工藤町長は「名久井農高は私たちにとって大事な学校なので、今後もできるだけ支援する」とあいさつ。これに対して生徒代表の東結さん(3年)が「南部町のおいしいごはんを毎日残さずきれいに食べます」とお礼した。
小沢穂華さん(同)は「お弁当を毎朝作るのが大変だったのでありがたい」と話し、おかわりした佐々木琉聖さん(同)は「本当においしい。これから毎日、お昼が楽しみになる」と笑顔を見せた。