Free一足早く初の「お座敷えんぶり」 八戸えんぶり17日開幕
約800年の歴史を持つ八戸地方の民俗芸能「八戸えんぶり」が17日、開幕する。えんぶり組33組と子どもえんぶり7団体は、それぞれ地元で披露したり、練習の総仕上げを行ったりし、間近に迫った本番に向け、一層士気を高めている。
15日は内丸えんぶり組が八戸市内丸3丁目の市文化教養センター・南部会館で初めて開かれた「お座敷えんぶり」(デーリー東北新聞社主催)に出演。練習の成果を確かめながら、太夫の勇壮な摺(す)りや、子どもたちのかわいらしい祝福芸を披露し、大きな拍手を浴びた。集まった市民たちはお座敷からえんぶりを眺める“旦那様”気分を味わいながら、一足先に冬の風物詩を楽しんだ。
えびす舞を披露して、観客を沸かせた市立城下小6年の浪岡直継君(12)は「練習の成果を出せてうれしかった。17日からもたくさんの人を楽しませたい」と意気込んだ。
八戸えんぶりは20日まで。初日の17日は、長者山新羅神社で奉納えんぶりを行った後、市中心街で一斉摺(ず)りを披露する。
えんぶり撮影会は17日に同神社、18、19日には史跡根城の広場で実施。お庭えんぶり、かがり火えんぶりは期間中、毎日行われる。