Free三沢―大阪線2便化スタート 三沢空港でセレモニー

三沢―大阪(伊丹)線の到着便を歓迎する関係者=30日、三沢空港
日本航空(JAL)が運航する三沢―大阪(伊丹)線の1日2往復体制が30日、始まった。同日は三沢空港で記念セレモニーが開かれ、市や空港関係者が午前の発着便の出迎え、見送りを行ったほか、利用客に記念品を配布。増便を機に、さらなる利用促進に向けて決意を新たにした。
三沢―大阪線は1993年に運航開始。1日2往復体制は就航以来初めてとなる。
近年の利用率は60~70%台と一定程度の高さで推移し、2023年度は4万3733人(搭乗率63・1%)が利用。これまでは午後発着の1往復体制だったが、今回から午前の発着便が追加された。
記念セレモニーでは小桧山吉紀市長が「増便により、関西へのアクセスが大幅に向上するだけでなく、三沢、六ケ所方面へのビジネス、観光の需要喚起につながる。引き続き、関係者と一体となってさらなる利用促進に努める」とあいさつ。関係者がくす玉を割って2便化を祝った。
その後、関係者は空港の駐機場で発着便を見届け、到着便利用者には記念品を配った。市政策調整課によると、同日午前の到着便は76席中59席が利用され、出発便は満席だったという。
三沢―大阪線の1日2往復体制は現時点で今年10月25日まで継続されることが決まっている。