Free「祇園まつりパンフ」できたよ 野辺地小5年生制作、町の歴史文化盛り込んだ力作

パンフレットを手にする児童
野辺地町立野辺地小の5年生が、パンフレット「のへじ祇園(ぎおん)まつり山車運行ルート見どころマップ」を完成させた。実際に運行ルートを歩き、歴史と文化を調べて作り上げた力作。子どもたちは「町や祭りのことをたくさんの人に知ってほしい」と話している。4月には町長や教育長に発表する予定だ。
町歴史民俗資料館の協力を得て、総合的な学習の時間で作成した。昨年12月には資料館の山崎杏由さんを学校に招き、祭りの歴史を学んだほか、フィールドワークとして町内を歩いて伝統行事に理解を深めた。

24日には学校で完成品がお披露目され、子どもたちは「みんなで頑張って、良い資料ができた」「地元の有名な物や歴史を知ることができた」と感想を出し合った。沢田千晴(ちはる)さんは「知らないことをいっぱい学びながら完成させることができてうれしい。町に来たことがない人に見てもらい、町を知ってほしい」と笑顔で話した。
5学年主任の島谷英樹教諭は町出身で、祭りについいて子どもたちに知ってほしいと、このテーマを設定した。「運行ルートのポイントを書くなど頑張ってくれた。祭りに関心を持つ子が出てきた」と学習の成果を語った。