Free三戸地方の児童、野球楽しく体験 青森北高部員が指導役

高校生から指導を受ける三戸地方の児童
三戸町野球協会(立花正実会長)などは20日、同町のアップルドームで小学生対象の野球教室を開催した。青森県立青森北高硬式野球部員が指導役となり、三戸、南部、田子3町の児童約50人が甲子園を目指す球児から楽しく技術を学んだ。
同高野球部監督の工藤公治さんはかつて三戸高で監督をしていた縁があり、教え子の町野球協会関係者からの依頼を受けて一昨年に続いて開催した。

小学校の野球部員のほか、初心者の児童も参加した。鬼ごっこや準備体操で体を温めた後、ノックによる守備練習や打撃練習を実施。野球部の子どもたちは、高校生の高い技術に目を見張った。初心者の子どもたちは、高校生の補助を受けながらストラックアウトなどに挑戦して野球を楽しく体験した。
初心者で参加した小中一貫三戸学園三戸小6年の西舘凜さんと滝本陽菜さんは「中学では野球部に入りたいと思って参加した」「キャッチボールが楽しく、野球への興味が増した」とそれぞれ話した。
立花会長は「甲子園を目指す球児は子どもたちにとって身近なヒーロー。青森北高には感謝したい」と話し、工藤監督は「野球人口増加のために今後も協力したい」と語った。