Free変容テーマ、立体作品や写真など展示 八工大宇野研究室、市美で成果展

学生が自分の価値観や自己分析の結果を表現した作品が並ぶ会場
八戸工業大感性デザイン学部・宇野研究室に所属する学生の成果展が21日、八戸市美術館で始まった。3年生7人が変容や変身を意味する「メタモルフォーゼ」をテーマに作品を製作。それぞれの価値観や自己探求の結果を反映した立体作品や写真、服などが並び、来場者が見入っている。24日まで。
7人は自身の将来を形作る時期である大学3年次から4年次への移行期に、自分を見つめ直し、未来を思索する機会として作品づくりに取り組んだ。
会場には一人ずつブースが設けられ、段ボールをつなぎ合わせた巨大なさなぎ、さまざまな光を捉えた写真、3種類の擬音を立体化した作品などを展示している。
自身を投影した羊の人形と夢の世界を作った沼口日南さん(21)は「作品を360度ぐるりと見てもらい、楽しみながら自分の考えや意図を感じてほしい」と話す。
指導した宇野あずさ講師は「アイデアを具体化する上で、どんな素材を使うかにもこだわった。大きなスペースにどう作品を配置しているかにも注目してもらえたら」とPRした。
入場無料。時間は午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。