Free津軽びいどろ×大手通販×りんご娘 異色の3者がコラボ、新商品と新曲発売

津軽びいどろを題材にした新商品や新曲の同時発売を発表する関係者=19日、青森県庁
青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」を制作する北洋硝子(青森市)と大手通信販売会社フェリシモ(神戸市)、アイドルグループのりんご娘が19日、津軽びいどろを統一テーマにした新商品の傘や風鈴、新曲を同時発売した。異色の3者がタッグを組み、青森の魅力を国内外に発信する。
昨年8月にフェリシモからコラボ商品づくりの提案を受け、北洋硝子がデザインなどで協力。これを知ったリンゴミュージック(弘前市)が楽曲を制作した。
フェリシモはねぶた祭りや、青森の海と空の青さをイメージした2種類の傘を開発。ガラスの繊細な質感を再現した。同社通販サイトで予約を受け付けており、5月中旬には県内の観光施設などでも販売を予定する。税込み2750円。
北洋硝子は今回の企画に合わせて、自社商品の風鈴をリニューアルして発売した。りんご娘はガラス職人のひたむきさとガラスのはかなさを歌った、バラード調の新曲「硝子のリンゴたち」をリリースした。
同日、県庁で会見した北洋硝子の中川洋之工場長は「100%の再現度。津軽びいどろが全国の人に知ってもらう、きっかけになれば」と期待。開発に携わったフェリシモの小倉志都香さんは「青森の伝統工芸品の魅力を全国の方に伝えたい」と話した。