Free十和田市役所に懸垂幕 水尻自子監督、ベルリン「銀熊賞」受賞記念 

職員らが見守る中、十和田市役所に掲げられた受賞を祝う懸垂幕=17日
職員らが見守る中、十和田市役所に掲げられた受賞を祝う懸垂幕=17日

「第75回ベルリン国際映画祭」の短編部門で、十和田市出身の水尻自子(よりこ)監督が手がけたアニメ「普通の生活」が銀熊賞を受賞したのを受け、市は17日、市役所に記念の懸垂幕を設置した。本館内では予告編なども放映し、祝福ムードを高めている。

 同映画祭は世界三大映画祭の一つ。普通の生活は、淡い色合いで人や犬の動きを柔らかく表現した作品で、審査員賞に当たる銀熊賞を受賞した。

 この日は職員ら約20人が見守る中、市役所別館東側の壁に懸垂幕が掲げられた。本館1階には、作品の予告編や水尻監督の授賞式のビデオメッセージを放映するモニターを設置し、市民に快挙を知らせている。

 設置に当たり、北舘康宏副市長は集まった職員らを前に「監督の日頃の努力の成果をお祝いしたい」と強調。「喜びを市民と分かち合いたい。若者が夢を追う力となると信じている」と語った。

 
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