Freeイオンスタイル八戸沼館 4月25日オープン ピアドゥ核テナント

イオン東北(秋田市)は14日、八戸市のショッピングセンター「ピアドゥ」の核テナントとなる「イオンスタイル八戸沼館」が4月25日にオープンすると発表した。衣食住に関わる商品を取り扱う総合スーパー(GMS)の形態で、イオン東北初となる専門的な直営の売り場構成で品ぞろえの充実を図る。
八戸沼館の売り場面積は約1万4千平方メートル。ファミリー層を中心とした幅広い客層を取り込みたい考えで、1階は食品売り場と暮らしの品を販売する直営売り場、2階はファッション、デイリーカジュアル、ベビーキッズ商品を扱う直営店舗などのほか、専門店として100円ショップ「キャンドゥ」が入居予定。
イオン東北初の構成として衣料品はファミリー向けやミドル、シニア世代、若年層やスポーツといった、年齢、シーン別に六つの専門売り場を展開。靴販売の「ASBee」をはじめ、旅行用品などの雑貨も扱う。セルフレジを設けるほか、接客販売中心のコーナーにはタブレット型レジも導入する。
年齢別に三つのベビーキッズ売り場を設けるほか、ホビー専門店「MONTOYS」も設ける。
食品売り場では、対面方式で総菜を量り売りする「リワードキッチン」を展開。本格的なピザを提供する「ピッツァソリデラ」や、コーヒー豆や世界の菓子や紅茶、パスタなどを取り扱う食品専門店「カフェランテ」もオープン。
地元八戸港などから水揚げされた鮮魚も対面コーナーで販売。時短や即食の需要に合わせて、総菜やおつまみ、冷凍食品を充実。食品や日用品はイオン東北ネットスーパーにも対応する。イオン薬局や、県内初となるイオンの花専門店「ルポゼ・フルール」も入る。
現時点で雇用予定の約270人のうち、50人ほどがイトーヨーカドーからの従業員となる。
八戸市内で概要を説明した辻雅信社長は「地域の特徴やライフスタイルに適した施設とし、サービスではきめ細かな取り組みを行いたい。八戸市で生活する皆さまと共ににぎわいあふれるまちづくりに貢献できたら」と意欲を語った。
ピアドゥを運営する八戸臨海開発の大久保浄社長は取材に対し、「キーテナントとしてふさわしい仕上がりになっている。一緒に地域密着を意識した施設運営を心がけていきたい」と話した。