弘前大と青森県立三本木高は１３日、「高大連携公開講座」に関する協定を締結した。新年度以降、同校の生徒は、希望すれば同大の授業をオンラインで聴講することが可能となる。

　高校生が大学の授業を早い段階で聴講することで、専門的な学びを深めることや、進路選択の意識的な取り組みを促進するのが狙い。同大がオンラインで公開講座を提供するのは、県内で５校目となった。

　受講を希望する生徒は、言語や法律、医療など８分野に関する授業を選択。同校にいながら同大の授業をオンラインで受けることができる。将来的に同大に進学した場合、条件を満たせば単位も認定される。受講料は１科目２８００円。

　１３日は同校で協定締結式が開かれ、福田眞作学長と小森直樹校長が協定書を取り交わした。

　福田学長は「ノウハウを生かし、高校生の成長に貢献できるよう努める」と強調。小森校長は「願ってもない機会。大学の授業を受け、より学習に取り組むきっかけとなれば」と期待感を示した。