Free野辺地高進学を後押し 町が制服購入費、通学費、検定料補助
野辺地町は新年度、青森県立野辺地高への進学を後押しするため、魅力づくり支援の3事業を実施する。この中の制服購入費補助は、今年4月に入学する生徒から対象となる。
制服購入費補助は町内出身者限定の事業。町教委によると、制服をそろえるのに男子は約7万5千円、女子は約7万4千円かかる。その費用のうち一人最大4万円まで補助する。
残る2事業は、通学費用補助と資格試験検定料補助。町外出身者対象(在校生含む)の通学費は、列車やバスといった公共交通機関を利用して通学する生徒について、定期券代金の4分の1を補助する。
全生徒対象の検定料補助では英検、漢検、数検について半額補助とし、ビジネス文書実務検定、ビジネス計算実務検定、情報処理検定は全額補助とする。
町教委によると、野辺地高への入学者数は2022年度37人、23年度28人、24年度33人と20~30人台で推移し、減少傾向にある。
小野淳美教育長は「支援の継続に加え、バージョンアップも考えていきたい」と強調した。