Free1年間の集大成、アイデア作品披露 八戸市少年少女発明ク

知恵を振り絞った発明品をお披露目する会員

八戸市少年少女発明クラブ(井上貫之会長)は9日、市福祉公民館で、本年度のアイデア作品発表会と閉講式を実施した。会員約30人が研究の集大成を披露するとともに、一年間の活動に思いをはせた。

 同クラブは本年度、恒例のロボットコンテストやクラブ外の子どもたちを対象とした公開講座など、36回にわたり活動した。

 発表会では、会員が知恵を振り絞った発明品をお披露目。また、井上会長が積極的に活動に参加した会員3人を「アイデアファイル賞」に認定し、記念品として工作キッドと文房具をプレゼントした。

 同賞を受賞した市立下長小6年の野沢太希(たいき)さん(12)は、制限時間に達するとアラームが鳴る「NEXT(ネクス)タイマー」を製作。長時間ゲームに没頭する習慣を見直すため、ストップボタンを取り付けなかったといい、「うまくできたと思う。今後も改善を重ね、より精度を高めたい」と話した。

熊谷雄一市長(左)から「青森県発明協会クラブ員表彰」の表彰状を受け取る山木悠生さん

 その後は閉講式に移り、井上会長が会員に修了証書を授与。また、来賓の熊谷雄一市長が市立長者中1年の山木悠生(ゆうき)さん(13)に、クラブへの在籍期間が5年以上で成績優秀な会員が対象の「青森県発明協会クラブ員表彰」の表彰状を贈った。

 山木さんは「小学3年の頃に加入して以来、頑張ってきたかいがあった。表彰されて本当にうれしい」と満足げ。来年度に向けて「周囲と積極的にコミュニケーションをとりつつ、苦手分野を克服できるよう頑張りたい」と展望を語った。

 
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