Free一部の標識、隠れ「見づらい」 ドライバー指摘、関係機関が対応へ/六戸7人死傷事故

3日から全4方向で一時停止規制が開始された旧柳沢駅交差点。一時停止標識の手前にちょうど重なる青色の標識があり、ドライバーから視認しづらくなっている=5日、六戸町
昨年9月に7人が死傷する交通事故が発生したことを受け、3日から全4方向に一時停止が義務付けられた六戸町の「旧柳沢駅交差点」で、1方向の「止まれ」標識の一部が手前にある道路標識と重なって見えづらい―との指摘が相次いでいる。関係機関も状況を把握しており、早い時期に手前側の標識を撤去するよう調整している。
指摘が相次いでいるのは、旧県道三沢十和田線の東側に設置された一時停止標識。三沢市方面から十和田市方面へ向かう際、手前にある方面と距離を示す青色の標識がちょうど重なり、ドライバーから視認しにくい状態となっている。
青森県警交通規制課は取材に、標識が重なることは認識していた―とした上で、「県民の命を守るため、一時停止標識の設置を優先した」と説明する。
青色の標識はかつて県が設置し、町道となる際、町に所有が移っている。町道の管理を担う町建設下水道課は「警察からの要望を受け撤去の段取りをしていたが、現在は警察側が撤去する方向で動いている」としている。
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