Free三沢空港から羽田経由で長崎ツアー 4便化定着へ利便性アピール

出発前に記念撮影する参加者=5日、三沢空港
三沢空港から羽田空港を経由し、長崎へ向かう旅行ツアー「美しい海と手付かずの自然、潜伏キリシタンの歴史が息づく 長崎五島列島4日間」の一行が5日、三沢空港を出発した。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ケ島(かしらがしま)天主堂」や幕末から明治時代の洋館がある「グラバー園」、長崎平和公園などを巡る。
三沢―東京(羽田)線1日4往復化の定着を目指す利用促進の一環。乗り継ぎの利便性を感じてもらおう―と三沢空港振興会(会長・小桧山吉紀三沢市長)が協力し、三八五観光(八戸市、田中義弥社長)が旅行企画と実施面を担う。
同社によると、八戸市や三沢市など、青森県南地方を中心に30人が参加。申し込みから1週間ほどで募集上限に達し、急きょ定員を5人増やす人気ぶりだったという。
三沢空港での出発式では、小桧山市長が「羽田空港での乗り継ぎ時間が短くなり、あっという間に九州に行けるという利便性を体験してほしい」と述べ、羽田経由で長崎空港へ向かうツアー客を見送った。