Free七戸町新庁舎、建設場所はアリーナ南側 検討委、基本構想案など町に答申

小又勉町長(右)に基本構想案と基本計画案について答申する坪晃委員長=21日、七戸町役場
七戸町が新設を目指す町役場庁舎について、町新庁舎建設検討委員会(坪晃委員長)は21日、審議していた基本構想案と基本計画案をまとめた。建設場所を同町荒熊内の町総合アリーナ南側の町有地とし、建物は2階建て、延べ床面積は4600~5千平方メートル。総事業費約34億円を見込む。
委員会は町内各種団体の代表者12人と一般公募の町民3人で構成。小又勉町長の諮問を受けて2023年9月から検討を始め、同日に答申した。
案によると、「町民に寄り添う便利でアットホームな庁舎」を基本理念に据え、防災拠点としての機能や環境への配慮などを基本方針に盛り込んだ。
来年度以降に基本設計、実施設計の策定作業に入る予定で、合わせてオフィス環境計画の策定や地質調査を実施する。
坪委員長から答申書を受け取った小又町長は「委員の委嘱から1年5カ月、9回にわたり慎重にご審議いただき、立派な成案を得た。この案に基づき、基本構想、基本計画を着実に推進していく」と述べた。
新庁舎は27、28年度に建設を進め、29年度内の供用を目指している。