Free遅ればせながらペーパーレス化 青森県議会、タブレット端末導入

タブレット端末の導入が始まった本会議場だが、慣れ親しんだ紙資料を熟読する議員も=21日、青森県議会
タブレット端末の導入が始まった本会議場だが、慣れ親しんだ紙資料を熟読する議員も=21日、青森県議会

21日に開会した青森県議会定例会では、タブレット端末を用いた議事関係資料のペーパーレス化が試行された。宮下宗一郎知事が議案の提案理由説明に立った本会議場では、議員らが端末上の演説原稿を熱心に目で追っていた。

 議場でのタブレット使用は、既に全国47都道府県議会の6割以上で導入。県内自治体の議会でも活用が進む中、後発の青森県議会もコスト削減など議会改革の一環で、2023年から検討を本格化させてきた。

 試行期間の次期定例会までは紙も同時に配布される。この日、端末を議場に持ち込んだのは20人ほどで、デジタルに“強い”同僚議員に操作方法を尋ねたり、紙の冊子資料と端末を器用に使い分けたりする姿も。

 率先垂範で端末に目を落とした丸井裕議長は散会後、「目がチカチカして大変」と苦笑いを浮かべていた。

 
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