Free【モノクロームに色をつけて 北奥羽カラー写真館】金の卵たち

 昔懐かしい昭和の日常や風景を、身近にリアルに感じてもらおうと、デーリー東北が所蔵するモノクロ写真に色を付けてみました。写真をクリックすると、カラー化されます。

「金の卵」。地方から集団で都会に働きに出る中学校を卒業したばかりの若者たちを指す言葉です。

 そして、高度経済成長の日本の一つの情景としてよく取り上げられるのが、駅での「金の卵」と家族や友人たちとの別れの場面でしょう。

 この写真は、1968(昭和43)年3月22日午後6時ごろの尻内駅(現・八戸駅)の様子です。当時の記事によると、「金の卵」たちについて「初めての土地で社会を踏み出す人たちだが、不安そうな表情は見られず、みんな明るい顔」だったとのこと。

 彼、彼女らの笑顔は、レールの先に夢と希望があると信じていたからでしょうか。それとも、同じ境遇の仲間がいるという心強さからだったのでしょうか。

 あれから57年。駅でのこのような別れの場面も、日本から消えた情景の一つなのでしょう。

 画像編集ソフトのAI編集によってカラー化しました。実際とは色彩が異なる場合があります。「写真の色が違う」「こんな色だった」というご意見がありましたら、お待ちしております。

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