Free【モノクロームに色をつけて 北奥羽カラー写真館】白樺の三沢駅

 昔懐かしい昭和の日常や風景を、身近にリアルに感じてもらおうと、デーリー東北が所蔵するモノクロ写真に色を付けてみました。写真をクリックすると、カラー化されます。

「焼趾の青森をあとにして、私と母は古間木へ疎開することになった。古間木の駅前に寺山食堂というのがあって、そこの経営者の寺山義人というのが私の父の兄だったのである。」寺山修司「誰か故郷を想はざる」(1973年発刊)

 今回の写真は、1961(昭和36)年3月20日、三沢市にあった国鉄「古間木(ふるまき)駅」が「三沢駅」に改称されたことを祝う式典の様子です。

 この駅舎は1934(昭和9)年に完成。十和田湖観光の玄関口であることから、白樺を使った山小屋風の外観とされたそうです。

 太平洋戦争が終結した1945(昭和20)年、冒頭にあげたように寺山修司は三沢に移り住みました。少年だった寺山が、住んでいた食堂の2階から見たのもこの駅舎だったのでしょうか。※1961(昭和36)年3月22日付紙面より

 画像編集ソフトのAI編集によってカラー化しました。実際とは色彩が異なる場合があります。「写真の色が違う」「こんな色だった」というご意見がありましたら、お待ちしております。

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