Free祈りの炎、夜空焦がし 二戸で伝統行事「サイトギ」
二戸市の似鳥八幡神社で3日夜、五穀豊穣と無病息災を祈る伝統行事「サイトギ」が行われた。
旧暦の1月6日に開かれる。神社の境内で燃やした木のやぐらを棒で打ちつけ、火の粉の方向や、神前の供物「オコモリ」の状態などから五穀豊穣を占う。
この日は午後5時半から祈とうが始まり、おはらいを受けた12人の若者が、気温4度で雪が降る中、冷たい水で身を清めて神社の境内で裸参りした。
クライマックスでは、井桁に組まれた木のやぐらが燃え盛る中、太鼓を合図に、三度にわたって勢いよく棒でたたいたり揺さぶったりし、炎が夜空を焦がした。今年のご宣託は「平年作。なお、天候に注意」と出た。