Freeロス五輪へ本格始動 伊調、小原両コーチ、強化合宿で指導 レスリング女子

練習中に言葉を交わす伊調馨(右)、小原日登美両コーチ=30日、東京都内
練習中に言葉を交わす伊調馨(右)、小原日登美両コーチ=30日、東京都内

レスリング女子日本代表のコーチに就任した、五輪金メダリストで八戸市出身の伊調馨さん(40)=ALSOK=と小原日登美さん(44)=自衛隊体育学校=が30日、東京都内で行われた強化指定選手の合宿に参加し、2028年ロサンゼルス五輪に向けて本格始動した。

 伊調コーチは21年12月から代表選手の精神面などをサポートする役目を担ってきたが、今合宿からは技術指導も行う。これまで自衛隊で後進育成に努めてきた小原コーチは、初めて指導者としてナショナルチームに携わる。

 2人は、タックルの入り方や足さばきなど実践的な技術を自ら実演してアドバイス。選手に積極的に声を掛ける様子も見られた。大学の先輩後輩の間柄でもあり、2人で言葉を交わす場面もあった。

 報道陣の取材に応じた伊調コーチは「選手の意識も高く、しっかりコミュニケーションを取ることができた」と笑顔。小原コーチは「技術だけでなくメンタル面も伝えていきたい」と力を込めた。

 合宿には、昨夏のパリ五輪で金メダルを獲得した藤波朱理(日体大)や鏡優翔(サントリー)らが参加している。

 
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