Free今年の節分は2月2日 地球の公転周期のずれ
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2月2日の節分に向けて設置された落花生の特設コーナー=28日、八戸市のユニバース八戸ニュータウン店
例年は2月3日の節分が、今年は1日早い2月2日となる。地球の公転周期が365日ぴったりではなく、微妙なずれが積み重なって立春が2月3日に前倒しとなり、これに伴って節分も2日に早まった。今世紀中は徐々に、「2月2日が節分」の年が多くなっていく見込みだ。
国立天文台によると、節分は季節を分けるという意味があり、立春の前日に当たる。公転周期によるずれはうるう年で調整されるが、節分が2月3日から前後するケースがあり、直近では2021年が2月2日だった。反対に1984年は2月4日と遅かった。
今後は4年ごとに2月2日となり、57年からは2年連続が増えていく。90年代は2月3日の方が珍しくなるという。
八戸市内のスーパーなどでは節分に備え、落花生の特設コーナーを設置したり、恵方巻きの提供を始めたりしている。ユニバース八戸ニュータウン店では、例年とは日付が違う点を店内アナウンスでアピール。小山孝史店長は「伝統文化を大事にするのも小売業の大事な務め。豆まきや恵方巻きを食べて楽しんでほしい」と話していた。