第９７回選抜高校野球大会（センバツ・３月１８日から１３日間・阪神甲子園球場）の出場３２校を決める選考委員会が２４日、大阪市内で開かれ、青森県勢では東北地区の一般枠で青森山田が選ばれた。２年連続４度目のセンバツで、３季連続の甲子園。２１世紀枠の候補校となっていた久慈の選出はならなかった。

　青森山田は、昨年のセンバツは初の８強。昨夏の全国高校野球選手権では初の４強進出を果たし、甲子園では過去最高成績を塗り替え続ける。新チームにも夏４強を経験した選手は多く残る。着実に力を付ける近年は戦力が充実し、全国での戦績がめざましい。

　センバツの東北地区の一般枠は３枠。県大会を４連覇した後、昨年１０月の秋季東北大会は決勝で聖光学院（福島）に敗れ準優勝となったが、例年、同大会の上位２校が出場権を得ていることから、出場が確実視されていた。

　青森山田の部員６０人は青森市の同校でライブ配信を見守った。選考委で名前を読み上げられると、それまで堅かった表情が笑顔に変わり、拍手で喜びを表した。菊池伊眞主将は「センバツのために練習していたので、ほっとした気持ちが大きい。絶対優勝する」と目標を掲げた。

　東北地区ではこのほか、一般枠で東北大会優勝の聖光学院（福島）、ベスト４の花巻東（岩手）が選出された。

　組み合わせ抽選会は３月７日に行われる。