Free味わって「八戸せんべい汁」 文化庁、都内で「100年フード」体験会

木村聡所長(左)が振る舞う八戸せんべい汁を味わう来場者
木村聡所長(左)が振る舞う八戸せんべい汁を味わう来場者

文化庁は11、12の両日、地域に根付く食文化の継承を目指す取り組み「100年フード」のPRイベントを東京都内で開いた。八戸せんべい汁などの郷土料理が振る舞われ、来場者が各地域で受け継がれる味に親しんだ。

 100年フードは、世代を超えて地域に伝わる食文化や今後の末永い継承を目指すご当地グルメを認定し、広く発信する。全国で250件が対象となっており、青森県内では十和田バラ焼きなども選ばれている。

 イベントは、内幸町の商業施設「日比谷OKUROJI(オクロジ)」で開かれた。試食コーナーでは、八戸せんべい汁研究所の木村聡所長が八戸の食文化などを説明しながらせんべい汁を提供。来場者は作りたてに舌鼓を打ち、味のバリエーションなどについて興味深そうに質問していた。

 木村所長は取材に「初めてせんべい汁を食べる人がほとんどだったが、みんな喜んでくれて八戸ファンになってもらうきっかけができて良かった」と話した。

 文化庁は、好きな100年フードを食べたり、撮影したりすることで参加できるフォトスタンプラリーを実施している。期間は1月末まで。せんべい汁の関連店舗も登録されており、詳細な内容は同庁の100年フードのホームページで確認できる。

 
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