Free八水高実習船「青森丸」出航 ハワイ沖でマグロはえ縄漁
青森県立八戸水産高(中川伸吾校長)の海洋生産科2年生や専攻科1年生ら計47人が10日、実習船「青森丸」(698トン)に乗り込み、八戸港から国際航海実習へ出発した。3月17日に帰港するまでの67日間、米ハワイ南西海域でマグロはえ縄漁などに取り組む。
航海実習には海洋生産科2年生15人、専攻科(漁業科、機関科)1年生9人、乗組員21人、指導教官2人が参加。21日にマグロはえ縄漁の実習を開始し、期間中は計31回操業する予定。漁獲したマグロは三崎港(神奈川県)に水揚げする。
航海・機関当直や保守整備、漁具製作、海洋調査なども行うほか、ハワイでの寄港地研修では現地の名所や文化に触れる予定だ。
この日、八戸港で行われた出航式では、中川校長が「責任を持って各自の役割を果たし、海の持つ無限の可能性を実感してきてほしい」とあいさつ。水産工学科2年で生徒会長の橋場歩夢さんは「帰港の日に一回り成長した皆さんに会えることを楽しみにしている」とエールを送った。
実習生を代表し、海洋生産科2年の五戸康太さんは「今まで以上に成長した姿を見せられるよう、感謝の気持ちを忘れずに全力で頑張る」と決意を述べた。
式後、実習生たちは船に乗り込み、家族や教職員に見送られながら出航した。