Free歌やダンス、芝居熱演 八戸・うみねこ演劇塾発表会
第12回うみねこ演劇塾発表会が11日、「SG GROUP ホールはちのへ(八戸市公民館)」で開かれた。60歳以上のシニア塾、小中高生によるジュニア塾の総勢27人が、稽古で磨いた芝居や歌で観客を楽しませた。
演劇塾は同ホールの指定管理者アート&コミュニティが主催。毎年受講者を募って約3カ月の稽古の後、発表会を行っている。
シニア塾は、オムニバス舞台「ぱ~ぽぱ~ぽぱっぽっぽ~♪3」で、「ホラ比べ」「キヅネどカワウソ」など、南部弁で四つの話を披露。時事ネタを盛り込みながら、味わい深くコミカルに繰り広げられる芝居に、会場は始終笑いに包まれた。
ジュニア塾は、ミュージカル「ウーとスー~仲良しになるために~」を上演した。すみかとエサを巡って敵対するウミネコ軍団とカラス軍団、そしてウミネコとカラスを狙うノラネコ軍団のたくましく生きる姿を歌とダンスで表現。それぞれ個性あるキャラクターを見事に演じきった。
参加した市立中居林小5年の中村明日美さん(10)は「ダンスが上手にできたと思う」と振り返り、同小3年の弟麟太郎さん(9)は「練習は大変だったけど、本番は楽しかった」と声を弾ませた。