Free朝のニュースダイジェスト(12月31日)

【裁判員裁判15年】
 裁判員裁判制度が開始から15年を迎えた。青森県内では裁判員裁判が131件を数え、裁判員は759人に上る。判決は懲役3年以下42件、5年以下26件、15年以下24件と続く。無罪は1件で、死刑はない。初公判から終局までの「実審理期間」の平均は、24年が43・0日。5年前の13・8日の約3倍と長期化している。

 【青銀、みち銀が合併前最後の営業日】
 青森銀行とみちのく銀行は30日、最後の営業日を迎えた。八戸市内の両行の店舗には、正月を前に払い出しや各種手続きのため市民や帰省客らが訪れた。2025年1月1日には新たに「青森みちのく銀行」として生まれ変わる。新銀行はATMが1月5日午前7時から、店舗の営業は同6日午前9時から。みち銀の通帳は新銀行発足後に切り替えが必要。

 【バスケ・ニューイヤーカップ 八学光星が初出場】
 高校バスケットボールの強豪が集う交歓大会「ニューイヤーカップ」(1月4~6日・福岡市)に、男子の八学光星が初出場する。新チームが臨む初めての大会。全国高校選手権(ウインターカップ)が終わって間もないが、全国から選抜された強豪が集まり、来年度の勢力図を占う重要な一戦に位置付けられる。

 【大雪や脱線で青い森鉄道運休相次ぐ】
 青い森鉄道によると、30日朝、青森市の東青森駅で貨物列車の機関車が脱線した。貨物車両を同駅で切り離すため、機関車が雪を押しのけて進んでいたところ、車輪が線路から外れた。脱線や大雪の影響で30日は青森―野辺地間で終日運転を見合わせるなど、上下32本が運休、18本が区間運休となった。31日も野辺地―八戸間で折り返し運行し、青森―野辺地間は始発から運休する予定。

 【7人死傷交差点、対策急ぐ】
 9月に7人が死傷する事故が発生した六戸町の「旧柳沢駅交差点」で、十和田署は来年3月までに、交差点の南北方向にある「止まれ」標識を東西方向にも設置し、4方向全てに一時停止を義務付ける方針だ。事故防止のため信号機設置を求めている町も、抜本的対策として道路形状の改良を検討。「危険な交差点」から事故をなくすべく、警察と町が対策に本腰を入れる。

 
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