Free干支にちなみ「巳と勾玉」の企画展/久慈琥珀博物館
久慈琥珀(こはく)博物館(新田久男館長)で、2025年の干支(えと)にちなんだ企画展「巳と勾玉」が行われている。胎児の形を表した象形文字「巳」と琥珀、巳と勾玉の隠れた関わりを紹介している。2月2日まで。
勾玉の多くはC字形に湾曲した形状で、巳の字と同じように初期の胎児の形を表している―との説があるという。25年は60年に一度の「乙巳(きのとみ)」で、再生や次のステージへの挑戦、進化が期待される年であることも踏まえて企画した。
特設コーナーには、ドミニカ産のブルーアンバーを精緻に加工した高さ約4センチの十二支や、久慈産琥珀で作られ奥才古墳(島根)から出土した勾玉のレプリカなど15点を展示。
同博物館は「『乙(きのと)』は草木がしなやかに伸びる―という意味も持つ。琥珀は(植物の)樹脂の化石。ご利益の期待が得られるのではないか」とPRしている。
開館時間は午前9時~午後5時。12月31日、1月1日は休館。2月までは毎週火曜定休。