新年を目前に控え、各地の郵便局で年賀はがきの仕分け作業が進められている。八戸郵便局（大嶋克輝局長）では２７日、真心のこもった年頭の便りを元日に届けようと、局員やアルバイトの高校生が作業に打ち込んだ。

　同郵便局では２０日ごろから作業が本格化。八戸市内の各地から収集した年賀状と一般の郵便物を分けるなど、手際よく配達の準備を進めた。

　八戸聖ウルスラ学院高３年の今田尊琉（こんたたける）さん（１８）は「年賀状の一枚一枚に差出人の気持ちが込められていると分かる。間違えられないので、気を付けて作業したい」と話した。

　郵便料金の改定で、はがきは１枚６３円から８５円に値上がり。年賀はがきの当初発行枚数は前年比２５・７％減の約１０億７千万枚。八戸郵便局が元日に配達する年賀状は、昨年より３割減の約４０万枚となる見込み。