Free岩手県内にインフル警報

岩手県は25日、県内にインフルエンザの流行警報を発令した。県医療政策室によると、12月16~22日の1週間に県内63の定点医療機関から報告された患者数は、1機関当たり32・54人(前週比13・84人増)で、警報発令基準値の30・00人を超えた。警報発令は昨年11月以来で、記録が残る1981~82年シーズン以降では3番目に早い。

 保健所管内別に見ると、患者数が最も多かったのは中部で1機関当たり62・50人(24・80人増)。10管内中5管内で警報基準値を超えた。

 県北地方では、久慈が1機関当たり17・00人(2・33人減)、二戸が同10・00人(8・67人増)で、警報基準値は下回っているものの、高い値を示している。

 県は警報発令に当たり、県民に▽手洗い、せきエチケットを励行する▽十分な栄養や睡眠を取り、体調を管理する▽症状がある場合は、職場などに無理に行かず休養する―など、感染予防対策の徹底を求めるとともに、希望者にはインフルエンザワクチンの早めの接種を促す。

 
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