Free朝のニュースダイジェスト(12月24日)
【十和田市奥瀬地区の風力発電計画地周辺に絶滅危惧クマタカ営巣か】
自然環境の観察などを行っている十和田市の市民団体「とりどり」は23日、同市奥瀬地区の「(仮称)惣辺奥瀬風力発電事業」の計画地周辺に、絶滅が危惧されるクマタカが営巣している可能性が高いとする観察結果を公表した。事業に反対の立場をとる団体側は、立地規制地域を明確にする青森県の「ゾーニング(区分け)」に関して、事業を実施できない「保護地域」を拡大すべきだと主張した。事業推進に不可欠な地元の合意形成のみならず、ゾーニング設定の在り方に影響を与える可能性がある。
【障害者実雇用率、青森県内の5割近くが法定基準満たさず】
青森労働局が23日公表した、青森県内の2024年の障害者実雇用率(6月1日現在)は、民間企業が前年比0・06ポイント減の2・49%、市町村や市町教委などが0・10ポイント増の2・43%だった。雇用割合はこの10年で上昇傾向を示すものの、今年4月に引き上げられた法定基準を満たしたのは、民間が51・6%、市町村などが53・2%にとどまった。
【11ぴきのねこふるさと会議初会合】
「11ぴきのねこふるさと会議」の初会合が19日、三戸町役場で開かれ、委員に任命された町民代表の11人が、11ぴきのねこを生かしたまちづくりをさらに進めるための方策について意見を出し合った。ふるさと会議は、これまで行政主導で進めてきたまちづくりに町民の意見を反映させるために設置した。
【二戸駅周辺クリスマスライトアップ】
カシオペア地域の玄関口である二戸駅周辺を、光り輝く「クリスマス・ナイトタウン」に演出するライトアップが21日、始まった。東口と西口の周りを来年1月末まで、発光ダイオード(LED)の光で照らし、多くの家族連れでにぎわっている。
【ソマリア沖・海賊対処任務から帰国】
約5カ月間にわたり、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処任務に従事した第55次派遣海賊対処行動航空隊(司令・髙橋慶多2等海佐)の帰国行事が23日、海上自衛隊八戸航空基地で開かれ、隊員55人が帰還を報告した。部隊は7月30日に出国後、米国やジブチなど各国の海軍と連携。アデン湾内を航行する2500隻以上の船舶の識別作業や、海賊に関する情報収集活動に当たり、22日に帰国した。