Free岩手県内にインフル注意報 コロナも増加傾向、同時流行の兆し
岩手県は18日、県内に季節性インフルエンザの流行注意報を発令した。県医療政策室によると、12月9~15日の1週間に県内63の定点医療機関から報告された患者数は1機関当たり18・70人(前週比11・43人増)で、注意報発令基準値の10・00人を超えた。新型コロナウイルス感染症の患者数も増加傾向にあり、県は年末年始に向けて同時流行の兆しが見られるとして、県民に感染対策の徹底を呼びかけている。
注意報発令は昨年11月以来。患者数を保健所管内別で見ると、最も多かったのは中部で1機関当たり37・70人(21・50人増)。県北地方では、久慈が同19・33人(10・00人増)と前週を大きく上回った。二戸は同1・33人(0・66人増)で前週から増えた。
県はインフルエンザと新型コロナの共通の感染対策として、手洗いや手指消毒、マスク着用、換気を促すほか、▽十分な栄養や睡眠を取り、体調を管理する▽症状がある場合は学校や職場などに無理に行かずに休養する―などを求める。