デーリー東北新聞社は１６日、中高生を対象とした職業教育支援誌「カナエルはちのへ」第１３号を発行し、各校へ配達を始めた。１７日までに八戸圏域の中学校と高校、高専、特別支援学校の生徒へ無償配布する。

　地域の未来を担う中高生に地元で働く魅力を伝えて地域活性化を図ろうと、企業・団体の協賛を得て年２回（６月、１２月）、各１万７千部を発行している。

　第１３号では、地元企業で働く社員を紹介する「私としごと」に１６人が登場。若手社員が感じているやりがいや職場の雰囲気などを紹介している。巻頭特集では、八戸市を拠点に活動するカメラマン・中村佳代子さん（４０）に密着し、仕事内容やプロへの道のりなどを聞いた。

　１６日は地域ビジネス局の川口桂子局長が青森県立八戸西高を訪問し、「圏域内には多彩な企業があることを知ってもらいたい」と坪宏至校長に同誌を手渡した。坪校長は「年齢が近い先輩がさまざまな分野で頑張っている姿を見られる。学校としても、生徒に地元企業に関する情報提供をしていければ」と述べた。

　同誌の協賛企業・団体は随時募集中。問い合わせはデーリー東北新聞社地域ビジネス局＝電話０１７８（８０）７０９５＝へ。